「福井間伐事業不正疑惑」に関し、6月16日付の福井新聞に当センター村内代表の電話番号が掲載されましたが、これを見たのか同日、福井市職員から村内代表に電話がありました。
内容は「福井のほかにも同様のトラブルはあるのか」というもの。
村内代表が「言えない」と答えると、電話口の後ろから「聞け! 聞け!」との声。
これほど他市町の情勢に執着するのは、県内各市町からの問い合わせを受け、全権大使として電話してきたためでしょうか。
あるいは何らかの政治的な動きを受けたものでしょうか。
いずれにしても、誰かが相当焦っているということが分かりました。
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問題となっている福井間伐事業不正疑惑で6月21日、福井市で当センター主催の無料説明会が開かれました。これまでにトラブルが明らかになっている福井市安居、鷹巣両地区、南越前町の森林所有者が参加しました。
いずれも無断間伐や不要な間伐が行われ、大切な財産に損害があったというものです。当センターの協力弁護士が相談を受けました。
相談の中には、間伐率が補助対象となる割合に達していない事案もあり、補助金不正取得の可能性もあります。
これらの各事案は、公的な図面をもってしても地境の不明瞭さがあることや、材木価格の低迷により森林に対する地権者の関心の希薄さにつけ込んだものといえます。
林道整備についても「ある程度の拡幅がされれば、新たに林道を整備したといえる」などという論法で、以前から道があったにもかかわらず「開設(新設を指す)」として補助金を支給されるなど、曖昧模糊とした制度の現状があり、実情は不透明です。
当センターには続々と情報が寄せられています。森林組合に不正な金が蓄えられたとすれば、その金はどこへ行ったのかー。刑事、民事の両面を駆使しして追及していく方針です。